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ご挨拶

 

人の触覚は奥が深く、
人の触覚機能を人工的につくろうとすると、大きな難しさがあります。

触覚は、圧覚・痛覚・温覚・冷覚などマルチモーダルであり、
それぞれの機能の分類や定量化が難しく、
学術的にも多くの課題が残されています。

人の触覚にまつわる表現には
「すべすべ」「ぬるぬる」「ちくちく」など定性的なものが多く、
また、触覚に基づいた操作の多くは明確な言葉で表現できず、
「暗黙知」となっています。

触覚センサの開発には、
生体と人工物の組成・メカニズムの違いに配慮する必要があります。

手指に配置された感覚神経の数は多く複雑で、
そのまま電子的な人工物に置き換えることは困難です。

この難しさを解消するために、
多くの情報を取得できるディジタルカメラを使ったセンサを考案し、
研究開発を進めてきました。

さらに、対象物との接触部をやわらかな弾性体とすることで、
ヒトの皮膚に近い柔らかさを持つ触覚センサを開発しました。

Tacle株式会社は、
このビジョンベースの触覚センサを活用し、
人の触覚機能の解明とその人工物の創造に取り組んでいきます。

                          大日方 五郎(おびなた ごろう)

                          Tacle株式会社 取締役

​                          名古屋大学名誉教授

横浜ロボットワールド2024
​パシフィコ横浜、12月5日、6日​

​名古屋産業科学研究所と共同で展示を行いました。

​Upcoming Event

Sensor_P3e.png

ロボットハンドの
指先に取り付ける​
触覚センサの構造

​海苔巻きずしを潰さずに持ち上げる

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